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ベティ・マムーディ「マートブ!」


わたしにそういう意図は、まったくないんですが、
ここのところ転載する作品が
実際あったことを下敷きにしたもの続きですね。
そろそろ食傷気味になるでしょうか。
特に、その「実際にあったこと」が自分に関わることだと、
作者も一冊書ければ満足するから
一発屋になりがちなんでしょうか。
そして、時が経って
こんな辺境でマイナー呼ばわりされるという。

というわけで、
本書「マートブ!」なんですが、
これは、ベティ・マムーディという一人の女性が
実際に体験したことを、
作家ウィリアム・ホッファーと共に本にしたというもの。

「星の流れる果て」というタイトルで映画化もされたみたいです。
Wikiによると、「イランに対する偏見を煽る」とか批判もあったみたい。
ですよねー
って感じではありますが。
さすがにイランで撮影は無理だったのか、
トルコ、イスラエルで撮影が行われたとか。
そして、第12回ラジー賞の最低主演女優賞にノミネートされたとか。
ちなみに、その年の最低主演女優賞は、
アイラ・レヴィン原作の「死の接吻」のショーン・ヤングが受けたみたい。

2002年には、今度は夫側(夫とその親族)に取材した
ドキュメンタリー映画も作られたらしいです。
アメリカの同時多発テロの後になりますね。
映画製作と何か関係があるのかないのかは不明です。




ベティ・マムーディ「マートブ!」
星雲社

ノン・フィクションものなんですよね。
「マートブ!」って。
読み終って、
改めてこれが実話なんだと思うと
何か胸に込み上げてくるものがありますね。
怖いです。

この作品の副題は「自由を求めて550日」
普通のアメリカ人女性ベティが、
イラン人医師と結婚して、
マートブという名の娘も設け、
幸せにアメリカで生活。
…していたのですが、
夏休みに2週間だけという約束で
夫の祖国である革命下のイランへ親子3人でいくことになります。
が、
それは夫の罠。
もうアメリカには戻らないと宣言されます。
パスポートを取り上げられ、
アメリカとの連絡を絶たれてしまう中で、
絶望と孤独のふちに立たされるベティ。
女は夫の言う事に絶対服従というイランの暮らしの中で、
アメリカに住んでいたときとは違う顔を見せ始める夫。
圧力的な物言いから始まって暴力にまで発展。
文化も宗教も、しきたりも全くアメリカとは違うイランで、
彼女のささえは娘マートブの存在。
それと、
マートブと二人で必ずイランを、
夫の元を脱出するという希望だけ。

しかし、
イランの法律では、
彼女は帰国できても
娘マートブは夫のものなので連れて行く事が出来ないのです。


うーん、めちゃめちゃ怖いですよ~。
読みやすいけど切迫感に満ちた文章とスリリングな展開。
すっかりはまり込んでしまって、
上下巻を一時間半で読み終ってしまいました。
フィクションでは太刀打ちできない迫力はやっぱり実話だから?
(2001年11月7日)




それにしても、
全然そういう意図があって並んだわけじゃないけど、
昨日は、女性でノーベル平和賞受賞者(の、息子)
今日は、イスラム教の国における女性。
なんとなく、
タイムリーな話題と言えなくもない……。
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 2014_10_16


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