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ルース・レンデル「罪人のおののき」
創元推理文庫

うーん、
昨日読んだ「死を望まれた男」とはまた違う雰囲気を持った、
ってゆーかレンデルっぽ~いと思わせられる作品でした。
シリーズで読んでて、
なんとなく親近感が湧いた所為でしょうか?
レンデルの、登場人物の誰の主観にも寄りかからない視点を、
冷徹と見ずに、もうちょっと懐の深い感じがしちゃいました。
これがノン・シリーズだとまた感じ方が違うのかもしれないけど。

深夜、何故か森へ散歩に出かけて殺された館の美しい当主夫人。
彼女が何の為に森へ出かけて行ったのか、
という謎については大体読めちゃったけど、
だからって面白さに何かしらマイナスがつくわけではないのは、
謎解きだけが面白いわけじゃないからでしょうね。
デニスの気持ちが切ないわ~。
デニスの奥さんの気持ちも切ないし、
もちろんクェンティンも切ないし。
生き残った人ほど切ない。
でも出来ればクェンティンには
オペア・ガールのカッチェと再婚なんてして欲しくないな~。

そういえば前作で、
新たに登場したウェクスフォードの部下の若い衆と
バーデンくんはどういう関係になるんだろうと楽しみにしてたのに、
登場しなくてちょっとがっかり。
でもバーデン君はやっぱりキュート。
今回は愛妻家の彼の家庭もちょっと垣間見れたし。
 ……でも、でも、
この解説は許せない~~。
次回以降の話なんてしないで欲しかったよぉ。
何か怖くて次が読めないじゃないの。
(2001年11月2日)




次が読めないじゃないかと言ったとおり、
どうやらしばらくレンデル作品に手を出さなかったようで、
次にレンデル作品を読んでいるのが
2002年の3月28日。
しかも非常に適当なことに、いくつかすっ飛ばして読んでおります。


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 2015_07_07




ルース・レンデル「死が二人を別つまで」
創元推理文庫

十六年前にヴィクターズ・ピースで起きた女主人殺しについて、
今になって疑問を投げかける男がウェクスフォードの前に現れた。
その事件は
ほかならぬウェクスフォードの初めて担当した殺人事件だった。
息子の恋人の父が本当に犯人なのか……。
教区牧師のアーチェリーは半信半疑ながらも
息子への愛情から真相を究明するべく奔走する。

という感じの話なんですが、
うーん、面白かったです。
先ずは前回読んだウェクスフォード警部シリーズで好きになった
バーデン警部に会いたくて開いたページでしたが、
なっさけない親ばかの上に
イチイチ感じ悪い牧師のアーチェリーが
ノタノタ素人捜査をするのが妙に目が離せなくなってしまって、
気がつくとあんまりバーデン君は登場しないのに
すっかりご満足で読み終わりました。
推理モノというより喜悲劇ドラマみたいな感じでしたね。
(2001年9月22日)


ルース・レンデル「死を望まれた男」
創元推理文庫

毒舌が得意で、
誰からも好かれていたとは言い難い男チャーリーが殺された。
よりにもよって、唯一の親友ジャックの結婚式の朝、
撲殺死体でウェクスフォード警部によって発見されたのだ。

面白かったです。
今までどっかとっつきにくいイメージだったウェクスフォード警部が
身近に感じられるような家庭内の事が登場してるし。
全体的にどっか明るいムードで読み易かったですね。
バーデンくんもよかったけど、
この作品はウェクスフォードでしょう。

あと、最後の最後、
ああ~やっぱりレンデルだなぁって感じのジャックの姿、
今までそんなにジャックのことを考えてなかったんだけど、
痛ましかったですね。
(2001年11月1日)

 2015_07_06



ルース・レンデル「運命のチェスボード」
創元推理文庫

私にとっては初のウェクスフォード警部シリーズになります。
えーっと、
実はレンデルって私にとっては結構読むのに勢いが必要な作家なんです。
なんだろう、読みにくいんですよね。
登場人物が掴めなくて
物語の真ん中ぐらいにくるまで「本を読んでる」感が続くんですよ。
気がつくと物語の世界にのめり込んでて、
まるで映画を見た後みたいに登場人物がうごいて、
喋ってるって思えちゃう
って感じになりにくいというか……。
相性なんでしょうねぇ。
かといってつまんないかといえば、
そんなことは無くてかなり面白かったりして。

ま、それは置いておいて、
「運命のチェスボード」、
他のノンシリーズものと比べると結構するする読めました。
で、中盤からはちゃんとお気に入りの登場人物が出来て、
ワックワクしながら読むこともできました。
それはバーデン警部。
なんて可愛い人なのかしら。
堅物で器量が狭くて、でもそんな自分が好きだったり、ちょっとやだったり。
なんて人間味溢れる人なの。

そうそう、この作品は、
「アンという女が殺された。犯人はジェフ・スミスだ」
という匿名の投書がキングマーカム署に届いた後、
妹アンが失踪したという兄で新進画家のマーゴリスからの話を聞いて、
ウェクスフォード警部の捜査が始まるという物語です。
死体なき殺人事件で
右往左往しながらも少しずつ真相に近づいていく捜査陣。
途中で「こうなんじゃないの?」
と思った通りの真相だったりしますが、
いろんな意味で結末がショックでしたね。
えー、アメリカ人だったらOKなんじゃないのぉ~なんて思ったりして。
(2001年9月18日)

 2015_07_05




ちょっとイレギュラーな時間にアップですが。
昨日の夜、句会Qの結果が発表されました。
題が
「船」「巴里祭「ソーダ水」のどれか。
わたしが出したのは
どちらも「船」で、
バナナボート皆振り落し輝ける(しま)
借景に貸しボート屋のおねえさん(しま)
でした。

バナナボート皆振り落し輝ける(しま)
この句について、
「輝けり」ではなくて「輝ける」にした理由を聞かれたんですが、
「輝けり」っていうのは、最初から選択肢になかったんですよね。
「輝ける」としたのは、
上五が「バナナボート」で、
カタカナの言葉で、しかも六音の字余りで、
「バ」ナナ「ボ」ート
と、とにかく重い感じだったんで、
最後を連体止めにして、ふわっとさらっと余韻だけ残したかった、
という感じ。
あと、
上五の「バナナボート」で一度かるく切れる感じなんで、
連体形にすることで、
「輝ける」がまた上五の「バナナボート」に戻っていくような
えーっと、倒置法?みたいな感じがおもしろいかなーって
そんな理由の「輝ける」でした。

ちなみに、
この質問をしてくれた、あるきしちはるさんのお話では、
先日俳句ポストで
ご自身の句
夜南風や珊瑚は卵放ちけり(あるきしちはる)

夜南風や珊瑚は卵放ちける(あるきしちはる)
に直されてて、
「けり」「ける」の鑑賞の違いについて気になってたということでした。

それでですね、
切れ字「けり」なんですが、
「放ちけり」の「けり」は切れ字の「けり」なんですが、
「輝けり」の「けり」は切れ字の「けり」じゃないんですよ。
「輝く」を切れ字の「けり」に繋げるんだったら、
「輝きにけり」とかかなぁ。
まず、「けり」ってのは、基本的に連用形につなげるんです。
「放ち」「けり」ですね。
で、「輝けり」の方は、
多分、「輝け」「り」って分かれます。
「り」は、終止の助動詞だったと思います。
終止だから、言い切りは言い切りなんですけど、
「けり」とはちょっと違うんですね。
ついでに、
「輝きにけり」は
「に」ってのが助動詞「ぬ」の連用形なんで、
「けり」がスムーズに付くという感じかなー。
文法あやふやだけど、だいたいこんな感じかと思われます。

もうひとつ、
夜南風や珊瑚は卵放ちける(あるきしちはる)
の句について。
あの添削自体は、
「や」「けり」の切れ字の重なりを直したってだけなんだと思われますが、
あの句の場合は、
上五に「や」を置くことによって
意味的にもリズム的にも大きくそこで切れるので、
下五を「放ちけり」にすると、
せっかくの印象がぼやけてしまうんだと思います。
切れ字の直前にあるフレーズが一句の中で一番強くなります。
(だから、やとかかなの前は季語であることが多いんですね)
なので、
「や」を残して「けり」を削ったということは、
海の中では珊瑚が産卵をしている夜の南風
という情景でしょうか。
これを「や」を削ったバージョン
夜南風(よるみなみ)珊瑚は卵放ちけり
夜南風に珊瑚は卵放ちけり
だと、海上では夜の南風が吹く夜に珊瑚が卵を放った
と、珊瑚の方がクローズアップされます。
どっちをメインにするかは作者の考え方次第ではありますね。

 2015_07_05




ルース・レンデル「死のカルテット」
角川文庫

アングリア・ヴィクトリア銀行のチルドン支店。
ここの支店長(と言っても、
この支店の行員は彼のほかに窓口係の若い女性ジョイスだけ)
アラン・グルームブリッジは、
銀行の金庫からきっちり3千ポンドを取り出して
その感触を楽しむという密かな楽しみを持っています。
それは彼の計算によると一年は仕事せずにのんびり暮せる金額なのです。
愛のない「できちゃった結婚」から20年以上。
アランの家庭は冷え切ってます。
愛してないうるさい妻、大嫌いな妻の父、
話の合わない長男、アバズレな長女。
そんな現実から逃れる楽しみは読書と、
この3千ポンドの感触だけなのでした。

が、ある月曜、
彼がこの密かな楽しみにふけっている最中事件が起きます。
二人組みの銀行強盗が押入り、金庫の金を奪い、
行員のジョイスを拉致して行ったのです。
そして、身を隠して無事だったアランも又、
彼の(?)3千ポンド共に姿を消します…。

うーん、面白かったです。
いかにもダメコンビな二人組の銀行強盗と拉致されたジョイスの
緊張感あふれる監禁の場面も、
姿を消したアランのその後も、良かったです~~。

レンデルのノンシリーズ作品って、
痛い感じのものが多いと思い込んでましたが、
なんだかアランにほろっとさせられてしまう作品でしたね。
ラストも良かったです。
(2002年6月13日)


ルース・レンデル「絵に描いた悪魔」
角川文庫

かつて荘園に造成された美しい住宅地リンチェスターは
雀蜂の大発生に悩まされていました。
セルビイ夫妻の住むハロウズ荘にも大きな蜂の巣が出来ていて、
パトリック・セルビイの妻タムシンの誕生パーティでも
蜂の群れに悩まされます。
しかし、
このパーティで何より人々の度肝を抜いたのは、
タムシンの寝室に置かれた一枚の絵だったのでした。
それは生々しく描かれたサロメ。
銀の皿に男の生首を乗せたサロメの視線は、
どこから見ても視線が合うように描かれていました。
そして、
その絵を見たときの夫パトリックのうろたえ様も異常なほどだったのでした。
そのパトリックがパーティの最中に
蜂の巣を取ろうとして蜂に刺され梯子から落ちるという事件が起きます。
すぐさまパーティはお開きに。
パトリックはパーティに呼ばれていた医者の手当てを受けてベッドに入ります。
しかし翌日、パトリックはベッドで冷たくなっていたのでした。
パトリックの死因は心臓麻痺。
しかしその後、彼の死について、
近所では様々な憶測が乱れ飛びます。

うーん。うーん。
閑静な住宅街のねちっこいゴシップが怖いですねぇ。
出てくる人出て来る人、み~んななんだかやな感じだし。

それにしても、
なんだか最後まで読んで、
どうも今一つすんなり納得できなかったんですよね。
そんなもんなのかな~なんて。
それは違う!と断言できる知識もないので、
唯々、そんなもんなのかな~って思うしかないんだけど、
そこらへん、私個人としては消化不良で寂しいです。
途中までとっても面白く読んでたので、余計に残念。
(2002年6月16日)


ルース・レンデル「緑の檻」
角川文庫

ううっ、辛かったです。読むのが。

窮乏ぶりと過去の愛情の亡霊にさいなまれる男の姿が
延々と描かれるんですが、
ラストは、
ええ~、こんなのやだ~~!!
って思ってしまいました。
ここまで読ませておいて、
こんな話だったのぉって感じで。
(2002年6月25日)

という感じでどうやらこの時、
まともな感想を書くことを放棄してしまったようです。

さて、これでレンデルのノンシリーズは終り。
次回から、ウェクスフォード警部シリーズの感想です。

 2015_07_04




ルース・レンデル「わが目の悪魔」
角川文庫

異常心理もののミステリー、と言えばいいのかな?

判でおしたような毎日を送る孤独な、
他人に批判的な老人アーサー・ジョンソン。
彼は安フラットに20年も住み続け、
彼なりの平穏な日々を過していたが、
ある時フラットにアントニー・ジョンソンという若者が
新たに入居してきたことから彼の生活は次第に変化していく。
発端となったのは、
A・ジョンソンという宛名のアントニー宛の手紙を
アーサーが間違って開封してしまった事だった。
アーサー・ジョンソンは誤解と妄想から、
彼の隠された狂気を次第に膨らませて行き……。

面白く読みました。ラストのひねりも良かったっすねぇ。
あー、そういうことかぁって。

若くて健康的なアントニーと
年老いた狂気の人アーサーの対比がきっちりつけてあって、
展開のテンポのよさといい、
読みやすい感じがしました。
これは私だけの感覚なのかもしれませんが、
特定の登場人物に対して肩入れ出来る様に書かれてないところが、
なんだかレンデルだな~って感じ。(言うほど読んでない)
物語の中のポイントとなるアントニーの恋も全然肩入れできないしね。
(2001年8月4日)


ルース・レンデル「引き攣る肉」
角川文庫

ひえ~~、一体このタイトルは…
とイキナリ引きまくるすごいセンスのタイトル。

しかし内容は面白かったです。

14年前、
女を襲って追われる途中で刑事を撃ってしまったヴィクター。
刑期を終えて出所した彼が気にかかっていたのは
彼のあるものへの恐怖症と
14年前に彼が撃ってしまった刑事のことだった。
フリートウッドという名のその刑事は半身不随となってしまったが、
クレアという美しい恋人と幸せに暮らしていた。
恐るべき運命の糸によって彼等と出会い、
危うい友好関係を結ぶヴィクターだが、
それはやがて破局へと転落して行く。

生々しいヴィクターの視点による物語進行。
何でこうなっちゃうのかなって感じで、
全然いっちゃった犯罪者による異常心理ものという感じでは無いんですよね。

ラストで、
タイトルの意味が明らかになるんだけど、
何だかちょっと物悲しい感じがしますね。
(2001年10月19日)

 2015_07_03




ルース・レンデル「石の微笑」
角川文庫

ううっ、つらかった……。

暴力や犯罪、血なまぐさいことが嫌いという青年フィリップ。
ま、
そうそう好きな人もいないんじゃないかと思うけど、
他人にふりかかった突然の死について
興味をちょっとでも持つどころか、
恐れおののいて耳をふさぎたくなってしまうらしい。
表紙裏のあらすじのところには
「ナイーブ」と表現してあったけど。

この青年が、
姉の結婚式で銀色の髪と白い肌の小柄な女ゼンダと出会ってから、
彼の苦悩の日々が始まる。
エキセントリックなゼンダが提案した「愛の証としての行動」とは……。

このフィリップって男がすごくやな感じなの。
何でもかんでも分かったような顔して、
でもそれは口に出さない。
自分以外の人間はみんな欠点だらけで、
それを自分がフォローしてあげなければ、
なんてマジで思ってるようなやな奴。
こんな奴の苦悩なんて、
とてもじゃないけど付き合い切れない。
(2001年3月18日)


ルース・レンデル「地獄の湖」
角川文庫

レンデルの「地獄の湖」の表紙のイラストは一体なんでしょうか?
三白眼が怖すぎ。

サッカーくじで大金を手にしたマーティンはある計画にとりかかった。
しかし、ひとりの女の出現によって、
どんどんあらぬ方向へと進んで行くのだった。
仕組まれた復讐と仕組まれざる惨劇がマーティンに忍び寄る。

面白かった~というほどははまれなかったのは、
主人公のマーティンがつまんない男なのと、
謎めいた女フランチェスカに魅力がないのが理由なのかなぁ。
もう一人の影の主人公、
精神を病んだ母と暮すフィンの存在は面白かったんだけどな。
(2001年7月9日)




この二冊、ずいぶんなことを書いてるようですが、
これでレンデルに飽きたということじゃないんですよね。
もうしばらくレンデル作品続きます。
っていうか、まだまだレンデル続きます。

 2015_07_02




来月、わたしが参加させてもらってるネット歌会「うたの日」の
500回記念のひとつとして
参加者それぞれが自作をネットプリントで出すという企画があります。
ネットプリントっていうのは、
コンビニのコピーサービスの一つで、
ネットで登録したファイルを、コンビニでプリントアウトできるというもの。

で、
わたしもネットプリントをプリントアウトしたことはあっても、
それを提供する側になったことがないので、
練習がてら作ってみました。
題詠blog2015で出した100首の短歌の中から
30首ほど選んで。

セブンイレブン以外のコンビニで
(ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、セイコーマート)
ユーザー番号: T3XDNU42H3
7月9日の14時まで出せます。
プリントするのに20円ほどかかりますが、
もしよかったらご笑覧ください。

 2015_07_01




わー、とうとうルース・レンデルまで順番が回ってきてしまった。
今年五月に残念ながら亡くなられたイギリスの女性作家です。
ルース・レンデルは読書感想を書いていたちょうどその頃にハマった作家なので、
今までの作家よりも少々数が多くなると思います。
すべてミステリーなので、苦手な方には申し訳ないです。




ルース・レンデル「死のひそむ家」
創元推理文庫

スーザンは離婚後、幼い息子と二人暮しをしている。
隣家は若い夫婦者だが、
その妻ルイーズが夫の目を盗んで愛人を招き入れていることは
近所の噂になっていた。
自分自身、夫の浮気が原因での離婚だったスーザンは
彼らと関わりあいたくないと思っていたが、
ある日、ルイーズがスーザンの元を訪れて、
相談したいことがあるので明日会って欲しいという。
約束どおり翌日ルイーズを訪ねたスーザンは、
そこで死体を発見することに……。

さあ、これからルース・レンデルの本を
少しずつ読もうと思って適当に借りて、
読み始めてやっと、
「あ、これ読んだ事ある……」
と気づいたおまぬけさん。
ルース・レンデルの作品、
というかイギリスミステリ女流作家って
ほとんど読んだことがないように思ってたけど、
意識せずに読んでたことがあったんですね。
でもタイトルも作者名も覚えてなかった。

さくさく読めるミステリー、
でも、
過去に夫に捨てられた痛みをまだ引きずってるスーザンの心理が痛々しい。
謎解き部分より心理的な部分が面白い作品ですね。
(2001年3月1日)


ルース・レンデル「ロウフィールド館の惨劇」
角川書店

カヴァデイル家の女主人ジャックリーンが
家政婦として雇ったユーニスには、ある秘密があった。
それは、
文字がまったく読めないということだった。
優秀な家政婦として、
策を凝らし、
必死にその秘密を守ろうとするユーニス。
しかしその秘密が暴かれた時、
一家四人惨殺というという狂気の事件へと落ちていった。

うーん、よかった~。
面白い、
というかぞわぞわっと背中が冷えるような作品でした。

ユーニスの情緒の欠如ぶり、すごかった。
それに対しての被害者たちの無邪気さ。
ジョーンの正真正銘の狂いっぷりより怖いユーニスという女の形をした暗い穴。
軽めの筆はこびも
ユーニスの空っぽなココロをを引きたててるのかもなぁ。
(2001年3月5日)

 2015_07_01




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プロフィール

Sima

Author:Sima
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